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今日は出勤日。
気楽な休日出勤だったのに、オフィスでご飯を食べながら今月の「NAVI」を読んでいたら、くらーい気分になってしまいました。フランクフルトモーターショーのハイブリッド/EV関連の記事を読んで、であります。

以下、CO2排出量規制について。

世界一厳しい基準をもつEUでは、2012年から販売される新車のCO2排出量の平均を130gCO2/km以下にすべしと定めている。「NAVI」誌によると、これを燃費換算すると10・15モードでリッター22キロ以上に相当するらしい。さらに、2020年にはその基準がさらに95gCO2/kmまで引き上げられる。リッター28キロ以上。エンジン車では実現不可能な数字。そこで、平均値を引き下げるためのEVやハイブリッド車を各社が競ってフランクフルトで発表したわけですが…
ハイブリッドはまだしも、EVは現時点では一般に販売されていない段階。足を引っ張るスポーツカーやSUVだってもちろん売れている。EVを頭数に入れたところで販売数はたかが知れているはず。果たして上記の厳しいラインをクリアできるんだろうか?2012年まであと2年しかないのに!?

基準をクリアできなれば当然ペナルティを支払う。今の水準で考えれば会社が潰れそうな莫大な罰金になる。だから、2012年、2020年を睨んでの熾烈な開発競争が水面下で繰り広げられているんだと、NAVIには書かれている。今はSF映画のオブジェみたいなEVが、10年後にはフツーのクルマの一員になる?そうなのかも。生き残りがかかっているメーカーは必死だ。ゴーンさんの言うように、2020年の自動車地図はとんでもない色に染め分けられているかもしれない。いや、確実にそうなるんだ…

今も新しいエンジン車は発表されている。今日発売のポロだって憧れの308CCだって、みーんなエンジン車だ。だけど、もうエンジン車の陽が昇ることはないんです。新車なのに。

そして、欧州各国で実施されているCO2課税。
後進国の日本ではもう少し先の話だろうけど、近い未来には我々も無関心ではいられなくなるはず。CO2を撒き散らすスポーツカーはお金持ちしか乗れなくなるだろうし、クルマを維持するのに今よりずっと体力が必要になるんだろう。わたしみたいな平凡な会社員がクルマを持つことが夢みたいに思える未来は、すぐそこに来てるのかもしれない。

排ガス規制はわたしたち自身のために必要なこと。もうこの先、20世紀のライフスタイルは持ち込めない。そして、10年後15年後には、クルマを取り巻く状況は劇的に変わっていくんだろう…


そんなことを考えていたら、クルマと地球の未来について、ちょっぴりネガティブな気持ちになってしまいました。
あと2ヶ月で2010年。2012年まで、あと2年。
ハトヤマさんのいう「25%削減」目標が、やたらとリアルに感じられたのでした。(仕事しろって)
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