目覚めたら湖畔な気分だったので、久しぶりのドライブは富士五湖方面へ。
目的地がふわっとしたまま出遅れ気味に7時に家を出ます。
もうフロントガラスは凍ってない。
やっぱり春なんだなぁ。

東名を裾野で降りて、今日は下道祭り。


469号線！ド・ドーン！
富士様がずっと一本道のお伴をしてくださる。
気持ちいい道だなぁ。
ちなみに50キロ制限ですからね。

72号線を経由して朝霧方面へ走らせていたら
「白糸の滝」の看板を発見。
20年ぶりに行ってみる。


いや見事見事！
上から見ると奈落にザーザーと流れ込む様がダイナミック。
遠い昔の記憶ではかそけき滝のイメージだったけど、
雪解け水の影響か水量も多くてなんと力強いこと。
そして白糸の滝は意外と洋風なんだと気付いた。
ちょっとディズニーランドっぽい。虹かかってるし。

414号線を北上。
今度は「田貫湖」の看板発見。
湖水ツアーなのでもちろん立ち寄り。


のどかー
ちなみに人造湖です。


もちろん富士山も。
キャンプや釣りで人気らしい。


田貫湖から139号線に抜け、朝霧高原を快走ドライブ。
すいーっとパラグライダーが飛んでいく。
爽やかな一本道は本栖湖まで続きます。
あーきもちぇ～

本栖湖は子ども時代に毎年キャンプで来ていた場所。
真夏でも驚くくらい水が澄み切っていて
泳ぐとどこまでも暗い湖底が透けて見えて怖いくらいだった。
岸から一気にすり鉢状に深くなり、水の中は坂道みたいにまっさかさま。
そんな本栖湖の遊覧船に乗りました。
もちろんひとりさ。


本日乗船のもぐらん！号
潜水艦風だけどもちろん潜れません。


一応船の底がガラスになっておる。
しかしすぐに水深が深くなって何も見えぬ。


湖上から眺める富士山。
ちょっとガスってきたね。

昔は龍の形をしたダサカッコイイ「龍神丸」っていう名物遊覧船が活躍してた。
だいぶ前に引退してもぐらんになってしまったらしい。
懐かしくて思わず乗ってしまったけど船内は家族連ればかり。
恥ずかしくはないけど自殺志願者の女と思われなかったか心配。
志願者はもぐらんには乗らないか。

もぐらんに乗ったあとは300号線で下部方面へ。

300号線は富士の絶景とワインディングが楽しめる良道です。
小腹が空いたので道の駅しもべで遅めの昼食。
ここで人生かつてないほどに伸びきった蕎麦を食す…
これ…怒るっていうか誰か言ってあげたほうがいいって…（じゃあ言えよ）
蕎麦は茹で過ぎると別の食べ物になると知った日。合掌。


さて、なんとなく414号線を走らせていたら「四尾連湖」の表示を発見。
四尾連湖は「しびれこ」と読む。
富士五湖の近くにこんな湖があるなんて知らなかった。
もちろん行くっしょ！

しかしこの414号線、すごいです。
狭いわけじゃないんだけど…落石、倒木が…
大きめの岩が車道にごろごろしているのを見てちょっと怖くなってきた。
対向車も皆無のこんな場所で落石にあったらシャレにならん。
道を塞がんばかりの倒木やしなだれかかる生い茂った木々。
よっぽど利用者が少ないんだろうか？

クルマはがんがん山道を登っていく。
こんな高い場所に湖が？と不思議な気分になってくる。

そして、四尾連湖。


秘湖といってよいのではないでしょうか。
（湖岸が山になっていて引きの画が撮れない！）


人気が全くない。訪問者はわたし一人でした。

ため池か沼かと思うくらいの小さな湖。
富士山噴火でできたカルデラ湖らしい。
江戸時代は富士八湖のひとつと称された、と看板に書いてある。
湖畔には山荘とバンガローがあるけれど朽ちた雰囲気。
夏には人で賑わうのでしょうか？
今はそれが想像できないくらい、とにかく静寂。

アクセスが悪いっていうのはこういうことなんですね。
特別景色がいいわけでもない湖だけれど、
こうして人知れずひっとりと佇んでいる姿はなんだか感動的でした。


春の桜や秋の紅葉のころ、また来てみようか。
四尾連湖、覚えておこう。


面倒になってきたので帰り道はざっくりと。
市川大門に出たあと36号線で上九一色に向かい、精進湖から139号線へ。
不穏に渋滞してきたのでこのルートを捨てて71号線を南下、爆走。
雪景色の林を抜ける素晴らしい道だったけれど写真はナシ！
その後来た道を戻って裾野から東名に乗ると35キロの大渋滞でしたとさ。
唯一ひとりドライブでつらいのは渋滞。話相手が欲しい…

結局21時に町田着。
ほとんど運転しっぱなしでさすがにちょっと疲れたけど、
その足でカラオケに行った私。我ながら元気です。
ドライブもカラオケも満喫。
おつかれっした！


本日の走行距離：計測わすれたけど多分250キロくらい